前へ
次へ

医師不足が深刻な地域医療は守れるのか

兼ねてから指摘されている様に、今の医療の現場は医師不足で疲弊してしまっています。
とりわけ、都市部ではない地域での医療は、崩壊の危機に晒されています。
果たして、このままの状況が続いてしまって地域医療を支える事などできるのでしょうか。
ある地域では、生活には支障が起こらないレベルでの報酬も、住宅の提供も、家族への配慮を示しても尚、来てくれる医師がいない事を嘆いていました。
先生ご本人はともかくとして、ご家族の賛同も得られなければ、やはり移住には抵抗が強いのでしょうね。
では、どの様な施策を打てば、地方にも優秀な医師が回っていくのでしょうか。
既に地方自治体の施策だけでは、難しいでしょう。
これには、しっかりと国が関与して、一定の期間を決めてでも強制的に医師が配属できる環境を提供する、法的な制度も必要になるでしょう。
一部の志の高い医師の意欲に甘えるのではなく、医師資格が地域医療も支える義務を持つ事を担保する事も必要なのではないでしょうか。

Page Top